● GROUNDATION/グラウンデシーョン
1998年にHARRISON SRAFFORD/MARCUS URANI/RYAN NEWMANの三人が、US/カリフォルニアのソノマ・ステイト大学のジャズ講座で出会い結成。現在までに幾度のメンバー変遷があり、現在はホーン・セクション、女性コーラスも含んだ9名で活動中。1999年から2011年までにグループが運営するインディペンデント・レーベル〈YOUNG TREE〉から8枚のアルバムをリリース。西海岸のレゲエ/ジャム・バンドのシーンを拠点に、北南米/ヨーロッパでもツアーを実施しており、そのライヴ・パフォーマンスの高さからアンダーグラウンド・シーンで確かな人気を獲得中。その話題性を受けて、今回VP RECORDSより世界進出盤となる本作『BUILDING AN ARK』がリリース。
GROUNDATIONの特徴はルーツ・レゲエをベースに、ダブ/ジャズ/ファンク、また中南米の音楽もブレンドしたオリジナルなサウンド。ラスタファリズムに傾倒もしていて、スピリチュアルなメッセージ性も高いですが、歌詞を通じて強くアピールするよりも音世界でそれを表現することも多く、インストゥルメンタルを重視したジャム・バンド的な表現も目立ちます。これまでもDON CALLOS、THE CONGOS、ISRAEL VIBRATION他、ジャマイカのシンガー/コーラス・グループをフューチャリングした作品もリリースしていて、より演奏面でグループの個性を表現しています。また、US西海岸のレゲエ・シーン、ダンスホールではなくルーツ・レゲエを中心にジャム・バンド、ヒッピーで葉っぱなカルチャーがリンクした独特なシーンで人気を拠点としていることもあり、幅広いスタイルを持ち合わせているのも魅力です。
本作はGROUNDATIONの世界進出作、リーダーでもあるHARRISON SRAFFORDは「満足のいく制作が出来た初めての作品。これまでのファンにとっては力強いサウンドと明解な言葉が合体したグラウンデシーョンのこれまで以上の爆発的なエナジーに驚くことになるだろう」と自信。アルバムからは「Humility」のミュージック・ビデオも制作予定。
日本では認知度の低いグループですが、現在の日本にもGROUNDATIONとリンクしたサウンドのグループは多く、またMIDNITEをはじめ、ヨーロッパ/ニュージランド/ハワイ/ブラジル等世界各地からもこうしたスタイルのグループが続々登場しており、ルーツ・レゲエ、ダブ、ジャム・バンドのリスナーはぜひご注目を!
★プレイリスト★
01. BUILDING AN ARK
02. HUMILITY
03. BE THAT WAY
04. PAYAKA WAY
05. MERRY-GO-ROUND
06. THE DREAMER
07. WHO IS GONNA
08. KEEP IT UP
09. DANIEL
10. SUNLIGHT REFLECTION