才KEITH HUDSONの78年発表の名盤が特別仕様で再発。オリジナル作に大量追加で2枚組/全27曲収録のデラックス・エディションとして再登場。全曲リ・マスター。 ●KEITH HUDSON/キース・ハドソン 1984年に癌により42才で亡くなったKEITH HUDSONはレゲエ・シーンの生きる伝説。14才でミュージシャンとしてCOXSONE DODDの〈STUDIO ONE〉周辺で活動を開始して、すぐにプロデューサーへと転身。60年代末からDENNIS ALCAPONE、U-LOY、ALTON ELLIS、BIG YOUTH、KEN BOOTHE他数多くのアーティストの作品を制作、自らの複数のレーベルよりリリース。そのどれもが少量のリリースであったり、配給が未熟だったゆえにマスに知られる機会には恵まれなかったが、現在でも高値で取引される人気曲が多い。プロデューサーとしてのKEITH HUDSONの魅力は常に新しさを求め、ダブは勿論、スタジオにオートバイを運び入れて排気音を録音するなどアイディアに溢れていたことにある。「COXSONE DODDとLEE PERRYの才能を受け継ぐ存在」として高く評価された。 70年代からはシンガー/DJに転身して、74年には傑作『FLESH OF MY SKIN, BLOOD OF MY BLOOD』をリリース。同年にはイギリスで初のダブ・アルバムとされる『PICK A DUB』(〈BLOOD & FIRE〉より再発)もリリースして注目を集める。76年にニューヨークへと移住。メジャーのVIRGIN RECORDSと4枚契約を獲得。しかし、その初作の『TOO EXPENSIVE』はソウル作品を制作して大失敗。「もしこの時に当時全盛だったルーツ作品をリリースしていればDENNIS BROWN並の扱いを受けたのではないか」と現在も語られるが、逆にこの選択と結果がKEITH HUDSONをカルト・スターとしての人気を与えることになったとも言える。 そしてその評価を再浮上させたのが78年にリリースされた本作『RASTA COMMUNICATION』。ジャマイカに戻り、RANDY'S、CHANNEL ONEで録音、SLY & ROBBIE、EARL "CHINNA" SMITH他強力なミュージシャンを起用、ミックスはKING TUBBY STUDIOでPRINCE JAMMYが担当。アルバム・リリース以前にヒットを記録していた「Rasta Country」「Jonah」も収録してUKでGREENSLEEVESからもリリースされヒット、現在までもKEITH HUDSONの代表作の一枚として、またレゲエのクラシックとして長く愛され続けているルーツ・ロックの名盤。様々な楽器を使用して、幾つものスタイルがブレンドされた70年代を代表する作品。 ●今作はこれまでも複数回再発されていますが、今回は「デラックス・エディション」として、オリジナルに「12インチ・ミックス」を5曲追加収録ー「Rasta Country」「Jonah (Come Out Now)」は未発表/初CD化。またオリジナルの全曲のダブ・ミックスも含む全12曲のダブ・アルバムを追加した2枚組として発売ー「I Broke The Comb Dub」は未発表/初CD化。
★プレイリスト★
01. RASTA COMMUNICATION 02. FELT WE FELT THE STRAIN 03. BLOODY EYES 04. RASTA COUNTRY 05. I BROKE THE COMB 06. I'M NOT SATISFIED 07. I'M NO FOOL 08. JONAH 09. MUSICOLOGY 10. I WON'T COMPROMISE 11. NAH SKIN UP (12'MIX) 12. FELT WE FELT THE STRAIN (12'MIX) 13. BLOODY EYES (12'MIX) 14. RASTA COUNTRY (12'MIX) 15. (JONAH) COME OUT NOW DISC 2 01. RUB DUB 02. FELT THE STRAIN DUB 03. MY EYES ARE RED DUB 04. BLOODY EYES DUB 05. NATIONAL ITEM 06. NATIONAL ANTHEM 07. I BROKE THE COMB DUB 08. BARABBAS DUB 09. IMAGE DUB 10. (JONAH) COME OUT NOW VERSION 11. MUSICOLOGY DUB 12. DARKNESS DUB |